Fontaines D.C.とロサリア、衝撃のコラボ曲「Where Is Gone?」を発表
Fontaines D.C.が世界的スター、ロサリアと初のコラボレーション「Where Is Gone?」を発表。10月16日発売の5thアルバム『Dopamine Chamber』からの先行曲で、オーケストラルなバラードに仕上げた意欲作。バンドは世界ツアーも発表した。
写真:Gruesome Gary、CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズより。トリミングし単色で印刷。
アイルランドのポストパンクバンド、Fontaines D.C.が、世界的アーティストのロサリアとの初コラボレーション曲「Where Is Gone?」を発表した。この楽曲は、10月16日にXL Recordingsからリリースされる5枚目のアルバム『Dopamine Chamber』に収録される。これまでアルバムにはバンドメンバーのみが参加してきたFontaines D.C.にとって、ゲストアーティストを迎えるのは極めて珍しいケースだ。一方のロサリアは、2025年のアルバム『LUX』の成功や『サタデー・ナイト・ライブ』でのパフォーマンスなど、その存在感をさらに高めている。
音楽の融合:アイルランドとスペインの出会い
Fontaines D.C.とロサリアのコラボレーションは、一見すると遠い存在に思えるアイルランドのポストパンクとフラメンコを基調としたポップの融合だ。しかし、ギタリストのカルロス・オコンネル(スペインとアイルランドの二重国籍を持ち、マドリード育ち)は、両者の音楽性には深い共通点があると指摘する。プレスリリースでオコンネルは、ロサリアの作品を「スペインの音楽伝統の賛歌」と評し、それはバンドがアイルランドの音楽を大切にする姿勢と重なると語った。「両国のルーツを持つ者として、彼女の音楽性に感動してきた。どのステージでも圧倒的な存在感を放っている」と彼は述べている。
楽曲「Where Is Gone?」は、壮大なオーケストラルバラードで、Fontaines D.C.の詩的な歌詞とロサリアの情感豊かなボーカルが融合している。ジェームズ・フォードがプロデュースを手がけ、陰鬱なアコースティックギターや迫力あるストリングス、ドラマティックなクレッシェンドが印象的だ。グリアン・チャッテンとロサリアの声は対照的ながらも調和し、映画的で幻想的な雰囲気を醸し出している。英語で歌われる歌詞は、喪失と諦観をテーマにしたもので、特に「I remember when / They held me up against the summertime / And the tears would fall, baby, if you try / There’s no harm in saying, ‘Leave it, let it die.’」の一節が印象的だ。
アルバム『Dopamine Chamber』について
『Dopamine Chamber』はFontaines D.C.の5枚目のスタジオアルバムで、2024年の『Romance』(マーキュリー賞ノミネート、グラミー賞2部門ノミネート)に続く作品だ。新アルバムはより暗く、切迫感のあるトーンで、現代社会の混沌を反映している。フロントマンのグリアン・チャッテンは、このアルバムを「ドーパミン室」と表現し、「リスナーは様々な心や気分を変える音楽にさらされる」と語っている。AI、政治的暴力、気候変動、セレブリティ文化の無限ループなど、現代社会の課題をポストパンクの視点で描いている。
アルバムはロンドン、イギリスの田舎、そしてイタリアのパレルモでレコーディングされた。チャッテンはパレルモでマットレスやクッションを使ったDIYのボーカルブースを作り、生々しく親密なサウンドを追求した。「希望を排除し、醜さを正直に映し出すことが、より強いメッセージになると感じた。このアルバムは、破滅的な警告のように感じてほしい」と彼は語っている。
世界ツアー:Fontaines D.C.の公演情報
Fontaines D.C.は『Dopamine Chamber』を引っさげ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、南北アメリカを巡る大規模なワールドツアーを実施する。ツアーは10月にイギリスとヨーロッパでのアリーナ公演からスタートし、ロンドンのO2アリーナやパリのアコール・アレナなどで公演を行う。1月にはアジアツアーが予定されており、ムンバイ、東京、大阪での公演が決定している。オーストラリアとニュージーランドでは、2月にランウェイ・フェスティバルへの出演を含むツアーが行われる。
北米ツアーは4月から始まり、アメリカとカナダの主要都市で公演が予定されている。注目の公演は以下の通り: - 4月22日-23日:ボストン、マサチューセッツ州 @ MGMミュージックホール・アット・フェンウェイ - 4月27日:デトロイト、ミシガン州 @ フォックス・シアター - 4月28日:シカゴ、イリノイ州 @ ザ・ソルト・シェッド - 5月5日-6日:バンクーバー、ブリティッシュコロンビア州 @ ダグ・ミッチェル・サンダーバード・スポーツセンター
ラテンアメリカでは、3月にアルゼンチン、チリ、ブラジルのロラパルーザ・フェスティバルに出演するほか、ボゴタのエステレオ・ピクニックやメキシコシティでのヘッドライナー公演も予定されている。
このコラボレーションが持つ意味
Fontaines D.C.とロサリアのコラボレーションは、単なる音楽的実験にとどまらない。両者は伝統的な音楽を現代的に再解釈することでキャリアを築いてきたアーティストであり、「Where Is Gone?」はその共通の精神を体現している。Fontaines D.C.のファンにとっては、新たなオーケストラルな方向性を示す楽曲であり、ロサリアにとってはポストパンクやインディーシーンの新たなリスナー層にアプローチする機会となる。
このコラボレーションは、両アーティストが創造力のピークにある今だからこそ実現したと言える。Fontaines D.C.はアルバムごとに進化を続け、ロサリアのグローバルなポップカルチャーへの影響力も衰える気配はない。「Where Is Gone?」は、リスクを恐れない二人のアーティストによる大胆な宣言であり、今年最も期待されるアルバムの一つを予感させる。
ファンが気になる質問
- Fontaines D.C.の新アルバム『Dopamine Chamber』の発売日はいつですか?
- 『Dopamine Chamber』は10月16日にXL Recordingsから発売されます。ロサリアとのコラボ曲「Where Is Gone?」のほか、「Marianne」や「Tongue」などの先行シングルも収録されています。
- Fontaines D.C.とロサリアの「Where Is Gone?」はどこで聴けますか?
- 「Where Is Gone?」は現在、主要なストリーミングサービスで配信中です。Fontaines D.C.のアルバムにゲストアーティストが参加するのは今回が初めてです。
- Fontaines D.C.の2027年ワールドツアーの日程を教えてください。
- Fontaines D.C.は2027年にヨーロッパ(10月~11月)、アジア(1月)、オーストラリア・ニュージーランド(2月)、北米・ラテンアメリカ(3月~5月)でツアーを実施します。主な公演地は、ロンドンのO2アリーナ、東京のSGCホール有明、アルゼンチン・チリ・ブラジルのロラパルーザ・フェスティバルなどです。
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